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全館空調のある家 ~着工から1階床までの現場レポート~
こんにちは!
いつも注文住宅のご依頼をいただきましてありがとうございます。
お客様のご要望や、その土地に合った建物の設計をさせていただいておりますが、
暮らしやすい間取り・使いやすい設備などに加え、温熱環境も住まいの快適性に関わる重要なポイントのひとつです。
日本の住宅は、世界的に見ると夏・冬の外気温と室温の差が大きいと言われています。
とくに冬の室温の低さは、居室と廊下や水廻りの温度差による健康リスクに注意が必要となります。
そこで『全館空調システム』のご紹介です。
その名のとおり、全館、つまり住まい全体の空調を一括で管理できるシステムのこと。
各部屋にエアコンを設置するのではなく、小屋裏などに大型の空調設備を設置し、家中に張り巡らせた空気の通り道を
通じて冷暖房や換気などの空調管理をおこなうイメージです。
1台で「換気・空気清浄・冷暖房」といった役割をこなし、基本的には24時間体制で住まい全体を快適な室温・湿度に
調整してくれます。
その機能を最大限に活かすためには、建物が高気密・高断熱であることが絶対条件です!
気密や断熱性能が十分ではない建物に全館空調を設置すると、より多くのエネルギーが必要となり、電気代が高額になってしまいます。
また、温熱環境も含めた快適な空間を実現するためには、「気密・断熱・換気・空調・素材」のバランスや性能が大切です。
インター住宅では、暑さや寒さにストレスを感じない快適な温熱環境を実現した住宅のご提案もさせていただいております。
今回は、実際に『全館空調システム』を導入する現場のレポートをさせていただきます!
もちろん太陽光発電や電気自動車の導入に対応した造りとなっております。
ご主人様が奥様の為に、健康リスクを考慮して導入となりました。
優しい奥様想いのご主人様だと思います(*^^*)
工事に先駆けまして、地鎮祭を行いました。
まずは地盤の補強を行います。
改良の圧縮強度試験を終え、全体の地盤補強完了となります。
こちらで20年間の地盤保証対象です!
続いて基礎工事に入ります。
『ベタ基礎』と言われるように、船底のような全面がコンクリートの基礎を形成して行きます。
表面の地盤を基礎の高さに合わせて掘削します。
全体に砕石を敷いて十分な転圧を行い、防湿シートを敷いていきます。
鉄筋を配置し、基礎形状を形成して行きます。
つづいては柱を受ける土台、基礎の断熱に入って行きます。
全館空調の機能を活かすためには、高気密・高断熱が重要です。
今回は『基礎断熱工法』を採用しております。
建物最下部の基礎に断熱材を設置し、基礎からの熱の出入りを防ぐことで床下の温熱環境をコントロールするため、
床下に断熱材を入れる『床断熱』に比べ機密性が高く暖かい住宅を作るのに最適です。
冬の冷気自体を建物内部に取込まない為、安定した暖かい室内環境を効果的に実現する事が出来ます。
従来の床断熱と比べ床下が室内と同様に安定した空間となり、床組の木材の腐朽菌発生を抑制しやすくなります。
『基礎断熱』は気密処理の必要な取り合い部が土台と基礎の間などに限られるので相対的に気密性能が高めやすいのが特徴です。
「気密性が高い=余分な冷気の侵入を防ぐことができる」ため、その結果『基礎断熱』の方が暖かいと言われています。
まずは土台敷の様子です。
続いて基礎断熱材の様子です。
また、白蟻返しという物を取り付け、シロアリが躯体へ上がらないようにブロックします。
隙間はウレタンにてしっかりと埋めていきます。
基礎断熱完了後に、1階床の構造用合板を設置して上棟を迎えます。
今回のレポートはここまでです。ダイジェストでのレポートでしたが、工事が進むと
見えなくなってしまう部分ですので、しっかりとした記録を残す事が大切な事ですね!
次回は上棟から空調の配管状況等をレポートさせていただきます。